見せる収納はインテリアの一部としても人気を集めており、活用のポイントを押さえておくことで部屋を洗練されたおしゃれな雰囲気に仕上げることが可能です。今回は見せる収納について、概要やメリット、おしゃれに見せるコツのほか、注意点についてもくわしく解説します。見せる収納を取り入れたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
そもそも「見せる収納」って何?
さいきんでは住宅に見せる収納を取り入れる人が多く、しっかりと収納スペースを確保しつつおしゃれさを演出できることなどから人気を集めています。ここでは、見せる収納の概要やメリットについてくわしく解説します。見せる収納とは
見せる収納は、収納したものが見えている状態の収納方法です。おもに生活用品や衣類、食料品などを収納します。見せる収納には、オープンタイプの収納家具やシステム収納を利用するのが一般的です。また、収納を利用せずに壁にかける・吊るすなどの方法が取り入れられていることも多いです。
見せる収納を取り入れるメリット
見せる収納を取り入れるメリットには、ものが取り出しやすいことが挙げられます。引き出しや扉を開けずとも収納場所がひと目で分かるほか、使いたいと思ったときにすぐに手元に取り出せます。また、使用後ももとの収納場所に戻しやすいのが魅力です。さらに、見せる収納はインテリアの一部としても人気があり、配置やアイテム、収納方法などを工夫することで自分好みのおしゃれさを演出できるのもメリットのひとつです。
好きな本やCD、かわいらしいマグカップ、おしゃれな調理器具などをディスプレイすれば、自分だけのお気に入り空間を実現できるでしょう。システム収納を活用して見せる収納を取り入れる場合、ライフスタイルの変化に合わせて収納の配置やスペースを自由に変えられるのも魅力です。
収納をおしゃれに見せるコツ
見せる収納をおしゃれに演出するには、いくつかのコツを押さえておくことが重要です。ここでは、見せる収納をおしゃれにするコツについてくわしく解説します。収納するアイテムのイメージを統一する
見せる収納をおしゃれに見せるコツは、収納するアイテムの色味や雰囲気、イメージをそろえて統一感をもたせることです。とにかくものを並べただけという収納方法では、部屋が散らかっているように見えてしまいます。収納するアイテムのデザインを統一するのが難しい場合には、おしゃれな小物入れなどを活用すると部屋全体がすっきりとまとまります。
見せる部分と隠す部分の割合を調整する
見せる収納をインテリアとして活かすには、隠す部分の割合も大切です。隠す収納のアクセントとして見せる収納を取り入れることで、洗練されたおしゃれな印象を与えられます。割合の調整が難しい場合には、まずは見せる収納が隠す収納の半分以下になるようレイアウトしてみましょう。
余裕をもってスペースを活用する
見せる収納では生活小物や調理器具などを並べたり吊るしたりすることが多いですが、限られたスペースの中にものを詰め込みすぎると雑然とした印象を与えてしまいます。また、ものを取り出しにくくなるというデメリットもあります。収納時は余裕をもった配置で隙間・余白を意識すると、洗練されたおしゃれな印象を与えられるでしょう。
見せる収納にする場合の注意点
自宅で見せる収納を取り入れる場合、いくつかの注意点を押さえておきましょう。ここでは、見せる収納の注意点についてくわしく解説します。生活感を抑えることを意識する
見せる収納の最大のポイントは、収納アイテムの生活感を抑えることです。とくに色味に統一感のないティッシュボックスや洗剤などの生活用品をそのまま並べると、生活感が出て見せる収納のよさが半減してしまいます。たとえば洗剤のボトルであれば、シンプルでおしゃれなデザインの詰め替えボトルに統一して並べるなどの工夫を取り入れ、生活感を抑えることを意識しましょう。
利便性・安全性も考慮して配置を決める
見せる収納では見た目のおしゃれさにばかりこだわりがちですが、ものを取り出しやすいかどうか、地震などの災害時に安全性が保たれるかどうかなども考慮しておくとよいでしょう。毎日使用するアイテムを取り出しやすい位置に配置することはもちろん、安全性の観点では重量のあるものを下に、軽いものを上に置くのがおすすめです。
ほこりや汚れの対策も取り入れる
見せる収納はほこりが溜まりやすい点がデメリットであるため、清潔な空間を保つには日々の掃除が不可欠です。とくにキッチン周りは油はねなどで汚れやすく、放置しているとベタつきの原因となります。おしゃれな布を被せる・シンプルな掃除道具を見せる収納の一部として吊るす・ガラス扉の棚を利用して見せる収納に活かすなどの工夫を取り入れて、ほこりや汚れの対策をしておきましょう。