部屋の片づけは、人によってはエネルギーを大きく消費する行動です。とくに家に物が多いと、つい片付けを後回しにしてしまうのではないでしょうか。そこで本記事では、片付けのモチベーションを上げるコツや片付けの流れ、片付けの効果を長持ちさせるコツをまとめて解説します。片付けの悩みを抱えている人は、ぜひ参考にしてください。
片付けのモチベーションを上げるコツ
やる気がない状態でしぶしぶ片付けを始めても、作業効率はアップしません。また、嫌々で片付けを始めると、途中で作業を放り投げてしまう可能性も高まります。片付けを始める前に大切なのは、モチベーションを上げることです。ここでは、片付けのモチベーションを高める方法をいくつか紹介します。
時間をあらかじめ決める
まずおすすめするのは、片付けの時間をあらかじめ決めて、スマホなどのタイマーでアラームをセットする方法です。残り時間を明確にすることで「あとこれくらいやればおしまいだから頑張ろう」と考えやすくなります。最初は10分でタイマーを設定し、徐々に時間をのばすことをおすすめします。
片付け前・片付け後の写真を撮る
片付けの成果が目に見えると、自ずとモチベーションは上がるものです。片付け前の散らかっている状態と、片付け後の状態を写真に記録することで、見てわかりやすい成果を残せます。いわゆる「ビフォーアフター」の写真を確認することで、やる気アップにつながること間違いなしです。
好きな音楽を聴きながら片付けを行う
好きな音楽を流しながら作業を行えば、片付け中の退屈さを紛らわすことができます。また、音楽を流すことで「この曲が終わったから〇分経過したな」と、具体的な成果を実感できる副次的な効果も期待できます。物が多い家の片づけの流れ
続いて、物が多い家の片付けの流れを見ていきましょう。うまくモチベーションを引き出しても、片付けの流れをきちんと把握して流れ通りに行わないと作業能率はアップしにくいです。以下のポイントをおさえ、片付けを効率的に行いましょう。
範囲を定めて物をまとめて出す
物が多い場合は、まず一定の範囲を定めて、その範囲のものをすべて出しましょう。そうすることで「どのくらい物が多いのか」「なにがどれくらいあるのか」を最初に把握できます。最初から広い範囲を設定するのではなく「戸棚の1段目だけ」「テレビ周辺の収納だけ」など、範囲を絞るのがコツです。
必要物と不要物を分類する
物を出したら、それを必要なものと不要なものに分けましょう。判断に迷った場合は「1年以内にまた使うかどうか」を基準にすることをおすすめします。「まだ使えるから」「もったいないから」といった考えは、家が物であふれかえってしまう原因になりがちなので、ときにはズバっと決断することも大切です。
物のグループを分ける
必要なものと不要なものを分類できたら、必要物のグループ分けを行いましょう。使用頻度、使う人などを基準にすると、収納先を適切に分類しやすいです。たとえば、毎日使うものは引き出しやすい中段、お出かけの際に身に着けるアクセサリー類は上段、思い出の品などめったに取り出さないものは下段といったように分類すると、普段の出し入れが簡単です。
片付けの効果を長持ちさせるためのポイント
上記で紹介したステップを踏んで物の整理が終わっても、またすぐに部屋が散らかっては効果は薄いです。ここからは、そうならないための「片付けの効果を長持ちさせる方法」をくわしく紹介します。収納場所を見直す
物の多さに対して収納が小さいと、どうしても物があふれてしまいがちです。そんなときは、収納場所を見直しましょう。それでもスペースが足りないときは、収納の追加を検討するべきです。とくに、近年話題になっているスマート収納は、限られたスペースを収納として有効活用できる仕掛けがいっぱいです。「片づけられない人ほど収納にこだわってみる」というのも、有効な1つの方法といえます。
物を必要以上に増やさない
物を必要以上に増やしてしまうと、収納スペースがいくらあっても足りません。そのため、物を購入する際は「本当に必要なものか精査する」「1つ物を増やしたら1つ捨てる」といった工夫をしてみましょう。また、購入前に「これをしまっておくだけのスペースが残っているか」という視点でじっくり考えることも大切です。